ノンプログラマーでも使いたい Macテキストエディタ TOP3
ノンプログラマーでも使いたい Macテキストエディタ TOP3
プレーンテキスト形式は、妙な装飾が付加されていないので、ほかのアプリに貼り付けする際に便利です。 プログラマ向けには、「vi」「emacs」「Sublime Text」といったように、有名なテキストエディタがありますが、いわば文系でパソコンを使う人にとっては、そこまでキーバインドにこだわる必要はなく、シンプルにテキストを書ければ良いと思います。
企画書や資料を作る際に、いきなり、「Word」「PowerPoint」といったソフトを起動するのではなく、テキストエディタでアイデアを出して、ある程度文書がまとまった段階で、各ソフトにコピー&ペーストすると仕事がスムーズに進みます。
そこで、今回紹介するのは、Macで使える便利なテキストエディタ。OSに最初から搭載されている「テキストエディット」「メモ」よりも便利で使いやすいアプリばかりです。
無料でシンプル。AppStoreからの配信で、バージョンアップも便利
OS X 専用のプレーンテキストエディタ『CotEditor』。確か 2015年ごろまでは、開発元からファイルをダウンロードしてインストールする形式でしたが、今では Mac App Store から導入できるようになっています。
プログラミング言語に合わせたシンタックスカラーリングや、対応するカッコをハイライトで表示するなど、ブログラマー向けの設定が充実していますが、動作が軽いシンプルなテキストエディタなので、企画書・長いメールなど、社内文書の下書きにも使いやすいアプリです。
ある記号を設定すれば、一行全体を「コメント」として違う配色にできる、インラインコメントや、始まりの記号と終わりの記号を設定すれば、その範囲を「コメント」として扱うブロックコメントの設定ができます。
たとえば、インラインコメントに「○」を設定すれば、「○」で始まる行を強調表示することができますし、ブロックコメントを「【」と「】」で設定すれば、「【商品名】」のような部分だけを、見やすく違う色にできます。
マークダウン記法の入門向けアプリとしても使える『 Ulysses』
マークダウン記法による執筆から、HTML, ePub, PDF, Docx(Word)への書き出しもできるのが『 Ulysses』です。iCloudと自動同期するので、「ファイルを保管する」という感覚がなくなります。
日常的なアイデアや、報告書の下書き、ほしいものリスト……。このアプリを使うまでは、わたしのMacのデスクトップ上にはテキストファイルが散乱していました。
フォルダ分けしても、思いついたネタをどのカテゴリーに入れるべきか迷っているうちに、また次のファイルができる。という状況をクリアにしてくれたのが『 Ulysses』です。
新規に作るテキストファイルは、同アプリのライブラリ内で作成しているので、迷うことはありません。PagesやKeynoteなどで、資料として仕上げる際には、このアプリから下書き・ネタをピックアップします。
特に気に入っているのが「フィルタリング機能」で、たとえば文書内に「(下書き)」と書いておけば、そのコメントが入ったファイルを一覧表示することができます。
また、マークダウン記法の案内表示がわかりやすいのも利点です。
Macで縦書きなら『Hagoromo』一択か?
細かな原稿用紙設定ができるので、小説の公募に提出する原稿など、縦書きで厳密なフォーマットが求められる様式には使いやすいと思います。
アウトライン機能もあるし、テキストエディタとしては充実しているのですが、デザインのせいでしょうか? なんとなく一世代前のアプリというイメージがあります。
オリジナルの原稿用紙を作成するのも、「文字サイズ」「用紙マージン」を何度も調整する必要があり、手間がかかってしまいます。
ただし、小学一年生から六年生まで段階に合わせてチェックできる「常用漢字ツール」や、アップルスクリプトとの連携機能があり、じっくり付き合っていけば手放せないアプリになるのかも知れません。